分離膜コラム

分離膜の種類と分画分子量について

分離膜の種類について

膜は処理対象物の大きさによって分離膜としての呼び名が異なります。処理対象物の小さいものからRO(Reverse Osmosis:逆浸透)膜、NF(Nano Filtration:ナノろ過)膜、UF(Ultra Filtration:限外ろ過)膜、MF(Micro Filtration:精密ろ過)膜と呼ばれています。

分画分子量(Molecular Weight Cut-Off:MWCO)について

NF~UF領域において、処理対象物質の大きさを分子量で表記することがあります。分画分子量(MWCO)とは膜が阻止できる最小の分子量のことを言います。
弊社では測定する分子量の90%阻止する分子量を膜の分画分子量としています。例えば分画分子量10000であれば分子量10000以上の物質は透過せず除去されることを意味します。分画分子量は各社によって測定に使用する物質の種類や測定条件が異なっているため厳密性に欠き、公称とされています。

下図は代表的な対象物質の例と大きさ及び分子量を示しています。弊社の膜モジュールではUF領域~RO領域の処理に対応できます。

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