Solution
人工透析用水
透析治療に求められる
清浄な水を病院内で効率よく安定的に供給
医療現場を支える透析用水作製装置
人工透析用水作製装置は、透析治療に必要な高品質な水を生成するための重要な装置です。透析は腎臓機能が低下した患者に対して行われ、血液中の老廃物や余分な水分を除去します。この透析療法には大量の水を使い、透析機器(ダイアライザー)に供給される透析用水の品質は患者の安全と治療効果に直結します。人工透析用水は厳格な水質基準を満たす必要があり、透析用水作製装置によって、一般的な飲用水レベルよりも高度に処理され清浄化されています。
透析用水作製装置の主な役割は、まず水源に応じた前処理と、逆浸透膜(RO膜)による水分子以外の不純物除去、そして製造された水を貯蔵し、除菌したうえで安全に供給します。そのなかでも分離膜は、不純物を除去するRO膜と、最終除菌の目的で装置の最後に取り付けられるUF膜(限外ろ過膜)として活用されています。透析用水作製装置は医療現場ではしばしば「RO装置」と呼ばれ、透析治療において患者の安全を守るための重要な役割を分離膜が果たしていると言えます。
一方で透析用水作製装置は、その稼働頻度から病院経営に大きな影響を与える装置ともなります。医療現場では、品質と安全性を前提に、持続可能性を考慮した製品が求められています。

PRODUCTS

前処理+RO膜+UF膜の処理構成がワンパッケージになった透析用水作製装置です。膜メーカーの知見から、原水に応じた構成や、コスト削減に繋がるオプション仕様のご提案が可能です。
特長
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01
導入実績
1,000件の
豊富な実績 -
02
保守契約で安心
メンテナンス
サービス -
03
膜メーカー
だからできる
高品質・安定供給 -
04
お客様に合わせた
オプション・
仕様変更
透析現場のお困りと透析用水作製装置
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透析現場の
お困り1電力削減と環境負荷低減に取り組みたい
環境負荷低減が求められる社会で、医療機関においても電力削減・省エネルギー化は重要な課題となっています。
発生した熱を回収して電気代を抑制
清浄化処理のために一度温めた温水から熱を回収し、新たな水を温めるために再利用します。水を温めるのに使うヒーターの負荷が下がり、電気代を削減します。
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透析現場の
お困り2透析処置の水道代を削減したい
人工透析は大量の水を必要とする処置。
専門に扱う透析病院では水道代だけでも大きなコスト負担となっています。循環システムで約30%節水※
装置の清浄化システムの中で透析用水に回らずスルーした水を、循環させて清浄化することで無駄なく活用します。廃棄する水量を減らし、通常よりも約30%節水します。
※循環システムが付帯しない弊社製品との廃棄水量比較 -
透析現場の
お困り3地下水を利用したい…水源の化学物質・汚染が気になる…
敷地内に独自の水源をもつ病院の場合、一般的な水道水よりも水質が不安定なため、より高度な清浄化システムが求められます。
2段膜処理で高度な清浄化を実現
通常は1つのRO膜で処理しますが、原水が不安定であったり化学物質を含むリスクがある場合、RO膜の前にNF膜を追加することをご提案します。入念な処理となり、より高度な清浄化を実現します。
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透析現場の
お困り4人手不足で管理が不安…
人命を預かる病院だからこそ、不測の事態やトラブルは予防したいもの。
医療人材の不足が叫ばれるなか、設備機器の管理対応に不安に感じる病院が増えています。 -
透析現場の
お困り5隔離対応など多様化するケースに備えたい
透析処置は患者がどのような状況でも継続が不可欠。新型コロナウィルスや患者の移動困難といった理由から、隔離対応を取りやすい可動式の透析用水装置のニーズが高まっています。
必要な水量に合わせてご提案可能
大型機から個人向け小型機までラインナップ大規模病院に導入される大型のシステムはもちろん、ダイセンでは個人向けにも使える可動式の小型機もご用意可能です。
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透析現場の
お困り6機械室が狭く設置スペースに制限がある
高齢化とともに、地域密着のクリニックや小規模な病院の需要が増える中、機械室が小さく設備を設置するスペースに悩むケースも増えています。
お客様に寄り添った設計思想でサイズの微調整に対応します
一般的には、各社の透析用水作製装置の設置寸法は型式によって決まっていますが、ダイセンでは設置場所をヒアリングの上、微調整に対応しています。ビルテナントのクリニックなど、装置寸法に合わせて内装工事ができない場合も一度ご相談ください。
お問い合わせください
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検討にご不安がある場合には
現地調査を承ります装置の設置・更新についてお悩みがありましたら、出張訪問サービスにて状況のご確認が可能です。
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保守契約でメンテナンスも
お任せください透析用水作製装置では2つの保守プランをご用意しています。定期訪問をベースにすることで装置の劣化状況を把握でき、予防保全の観点で、トラブルが起こる前に最適なメンテナンスをご提案します。