Solution
下水処理
人々の生活に欠かせない下水処理の効率向上に
メンブレンディフューザーが貢献します
活性汚泥法に欠かせない曝気処理
下水処理場で汚水を処理する場合、微生物の活動を利用して汚水中に含まれる有機物を分解して浄化します。下水処理に欠かせない微生物は泥(活性汚泥)となって処理槽に存在しており、酸素を送ることで、より微生物の活動が活発になり、分解処理を促進します。 この酸素供給のために水中に空気を送ることを「曝気(散気・エアレーションとも)」と呼びます。曝気にかかる消費電力量は処理場で使用する電力量全体の1/3を占めています。

下水処理においてパールコン®で出来ること
ダイセン・メンブレン・システムズの散気装置「パールコン®」は目詰まりしにくいメンブレン構造です。シンプルな構造で超微細な気泡を発生させ、高い酸素移動効率と低い圧力損失で、省エネルギー化を実現。既存の配管ホルダーを利用して、既存の多孔性散気板や散気筒からメンブレンの散気板や散気筒だけを交換できるため、導入コストを抑えられます。

散気・曝気にもとめられる能力
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01
高い酸素供給能力
少ない供給空気量で水中の酸素濃度を高めることができれば、送風量の削減につながります。
当社製品は、非常に微細な気泡を発生させる「超微細気泡型」があり、水中への酸素移動効率を高めます。 -
02
低い運転圧力
当社製品はディフューザーの湿式通気抵抗が低く、散気装置の稼働に必要な送風圧力の低減が期待できます。送風機の動力が削減できると、ブロワーの定格能力を下げることができ、装置全体の導入コスト低減に貢献します。
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03
汚水の攪拌能力
酸素供給だけでなく、曝気によって槽内に対流が生まれ、汚泥を撹拌します。槽底部に汚泥が滞留することを防止します。攪拌能力がより高い粗大気泡型もラインナップしています。
下水処理施設の維持管理も安心
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長期使用が可能な安定性と耐久性
メンブレンディフューザーは送風を停止しても汚泥が逆流せず、目詰まりしにくい構造のため、安定的に稼働します。また機械での曝気に比べて、シンプルなつくりのため経年劣化や性能低下のリスクが少ない製品です。
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メンテナンスの簡便さ
導入後は特別なメンテナンスは必要ありません。配管への取付が簡単なスライド式アタッチメントを採用しており、交換取付も簡単に行えます。
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様々な製品形状をラインナップ
四角のパネル型・丸のディスク型、筒状の散気筒など、曝気・散気用メンブレンディフューザーのなかでも形状のラインナップをご用意。既存装置からの交換に適した形状をお選びいただけます。

実績と信頼
豊富な実績と歴史
公共下水処理施設で150カ所以上の導入実績。
当社の前身事業発足から56年の歴史で培った技術力で、お客様の課題を解決します。
下水道事業団の特記標準仕様書適合製品
下水道事業団の適用認定を受けております
装置設計もご相談いただけます
ディフューザーの販売だけでなく、散気装置の設計もご相談ください
国内で製造組み立てを行っています

パールコン®の導入効果
既設の多孔性散気装置からメンブレンディフューザーへ置き換えて導入効果を調べたところ、既存の散気装置より送風量が30%低減したことが判明。 導入時のコストメリットと導入後のランニングコストの両方で、お客様より導入効果の評価を得ています。
既存施設を活用した省エネ型水処理技術例
下水処理場における電力使用量の約48%を水処理が占めている現在、省エネルギー性能と下水処理性能をともに備えた水処理技術の普及が求められています。 全面的な改築ではなく既存の施設を活用することにより、低コストで早期の導入が可能になります。