Solution

上水道

飲用水をつくる日本各地の浄水場で
分離膜モジュールが安心安全な水づくりに貢献しています

浄水場における分離膜の適用

日本の浄水場において分離膜技術が成熟し、 1990年代にはクリプトスポリジウムを物理的に除去できることが評価され、様々な浄水場での導入が進みました。以降、膜分離技術の性能や効率も向上していき、現在では、分離膜は浄水処理の重要な要素となっています。

一方で人口減少に伴って日本国内の浄水場は統廃合が進んでいる現状があり、近隣の大型浄水場に統合が難しい過疎地域や山間部では、小規模な簡易水道のニーズが高まっています。中空糸型UF膜(限外ろ過膜)による水の飲用化処理は、コンパクト性やメンテナンス性が高く、特に簡易水道に適しています。

上水道に適した中空糸型酢酸セルロース膜モジュール

㈱ダイセルの酢酸セルロース(CA)を原料に使用したUF膜は自然由来の安全性に加えて高い親水性を誇ります。メンテナンス性の高い中空糸型膜モジュールにCA膜を採用することで、処理場の安定した稼働を実現します。

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酢酸セルロース膜

  •  優れた親水性と高い透水性
  •  汚れにくく性能が低下しにくい
  •  自然由来の安全性(フッ素化合物不使用)
  •  生分解性があり環境に優しい素材

性能が低下しにくく、洗浄で回復しやすいため、長期間ご使用いただけます

中空糸型膜モジュール

  •  洗浄しやすい構造
  •  クロスフローろ過で汚れにくい
  •  集積性が高くコンパクト
  •  モジュール本数で処理量の調整が容易

活用例

上水処理施設

導入数 170 件以上

小規模集落向けの可搬式簡易水道

  •  従来の砂ろ過法よりも省スペース
  •  膜モジュールは取り外し可能で移送して洗浄もOK
    山間部など敷地確保が難しい環境に適応いたします

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信頼と実績

  •  約30年間の実績と知見
  •  水道用膜モジュール認定(一般社団法人膜分離技術振興協会による性能認定)取得
  •  水道用膜モジュールJWRC仕様(公益財団法人膜水道技術研究センターによる仕様適合認定)取得
  •  膜原料生産 * から組み立てまで一貫した国内製造体制

*㈱ダイセル製酢酸セルロースを使用のFUC製品