お知らせ
2026.06.03
日本国際博覧会「日本政府館」のバイオガスプラントにおいて、カナデビア株式会社より、当社のMOLSEP®チューブラー型膜モジュールが再利用設備に採用されました
注1:当社はバイオガスプラントを受注したカナデビア株式会社からの受託業務として、再利用設備の設計製作を担当しました。

日本館は、「プラントエリア」「ファームエリア」「ファクトリーエリア」の3つの部分で構成され、日本文化の根底にある「循環」の考え方を様々な形で表現し、体験いただける施設です。
バイオガスプラント施設の特徴
日本館敷地内の1,500m2という狭隘な範囲内に各設備を工夫して配置。日本館施設内で生ごみの受け入れから、破砕処理、メタン発酵処理、バイオガスを取り出し発電などのガス利用やCO2利用、汚泥処理後の汚水の排水処理や処理水の再利用までを完結させることができる施設となります。
<主な特徴> <計画処理能力>
1) 発電による電気利用 処理量:最大1t/日
2) 処理水の再利用 処理方式:湿式メタン発酵処理+生物学的脱窒素処理
3) バイオガス中のCO2利用 バイオガス発生量:150m3/日
発電量:280kWh/日
再利用水量:1,000L/日
再利用設備の特徴
再利用設備は排水処理設備処理水をチューブラー型膜ユニットで分離し、日本館の「水盤」で再利用する設備です。主な設備としてチューブラー型UF膜ユニット、チューブラー型RO膜ユニット、紫外線消毒装置、RO膜処理水槽、濃縮水貯留槽で構成されます。
*COD:化学的酸素要求量(水中の有機物などの代表的な汚染指標)酸化剤を用いて有機物を分解するために必要な酸素量から測定する水質汚濁指標
MOLSEP®チューブラー型膜モジュールの特徴
MOLSEP®チューブラー型膜モジュールは、1つのモジュールに18本の分離膜が格納されており、直径が10~15mm、長さが3m前後の円筒状の支持管の内側に分離膜が塗布され、その上から耐圧チューブを被せて強度を持たせる3層構造としています。
バイオガスプラントから排出される排水は、微生物をはじめ、様々な汚濁物質や有機物・無機物を含んでおります。これらを全て取り除かないと微生物のチカラだけでは、きれいな水にすることができません。
バイオガスプラントから排出される排水の特性に適合した、MOLSEP®チューブラー型膜モジュールの特徴が日本館の「いのちを取り巻く、多彩な「循環」」の実現を下支えしております。
加えて、MOLSEP®チューブラー型膜モジュールは、UF(限外ろ過)膜とRO(逆浸透)膜の二種類をラインナップしており、バイオガスプラントからの排水に含まれる様々な物質を除去し、いのちの源でもある水に「独自の高い水回収率」で蘇らせております。


(上:MOLSEP®チューブラー型UF膜ユニット
当社は、日本が誇るリサイクル技術の最先端にあるMOLSEP®チューブラー型膜モジュールで、日本を起点に世界へ広がる循環型社会の構築と発展に向けて貢献を続けていきます。