お知らせ
2026.06.23
次世代型透析用水作製システム「MOLSEP® FC-HE」シリーズを発売開始 ― 新型膜と装置の当社独自の一体開発により、従来比で大幅なコンパクト化を実現 ―
ダイセン・メンブレン・システムズ株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長 安原 正義)は、このたび、医療機関および医療機器メーカー向けに、透析用水作製システムの新製品「MOLSEP® FC-HEシリーズ」を発売いたしました。
本製品は、当社が長年培ってきた膜技術を基盤に、新型の高回収率ROモジュールを採用した次世代型水処理システムです。透析医療に求められる高い水質を確保しながら、省スペース化および運用コスト低減を同時に実現します。
カタログ・説明書ダウンロード | ダイセン‧メンブレン‧システムズ株式会社
■ 新型膜の採用により、従来比・他社比で大幅なコンパクト化
「FC-HEシリーズ」は、独自の新設計高回収率ROモジュール(新型膜)を搭載することにより、装置内部構造の最適化を実現しました。
これにより、従来機種と比較して
- 幅:約50mm削減
- 奥行:約70mm削減
- 約10%の小型化
を達成し、他社従来装置と比較しても非常に高い省スペース性を実現しています。
本コンパクト設計により、限られた機械室スペースへの設置性が向上し、医療施設におけるレイアウト最適化や更新・増設ニーズにも柔軟に対応可能です。
■ 膜と装置の一体開発だからこそ実現できたコンパクト設計
本製品の最大の特長は、膜開発から装置設計・製造までを一貫して手掛ける当社独自の技術体制にあります。
一般的な水処理装置では、膜メーカーと装置メーカーが分かれているため、装置設計における最適化には制約が伴います。
これに対し当社は、膜性能と装置構造を同時に最適化できるため、
- 高回収率(75~80%)と省エネルギー性能の両立
- 無駄を排除した内部構造による装置のコンパクト化
- 安定した水質と高い装置信頼性
を同時に実現しました。
「膜×装置」の一体開発体制こそが、従来比のみならず他社従来商品比でも優位な小型化と高性能を両立できた最大の要因です。
■ 医療現場の課題を解決する多彩な機能
本シリーズは、省スペース性の向上に加え、医療現場における運用効率と安全性の向上に貢献します。
- 遠隔監視システムによる装置状態の可視化
- ガイダンス機能による保守作業の簡便化
- UF膜(UXシステム&ETシステム:オプション)によるエンドトキシン低減
- 省エネルギー運転による電力・水道コスト削減
- 洗浄時のみブースト運転可能な新設計で常時水量に適したコンパクト設計を実現
また、高回収率設計により水使用量を削減し、環境負荷低減にも寄与します。



■ 主な適用分野
- 病院・透析クリニックにおける透析用水製造
- 医療機器メーカー向けシステム用途
(本製品のコンパクト性とコスト優位性を応用した一般産業向け純水製造装置についても、今後展開を予定しております。)
■ 今後の展開
ダイセン・メンブレン・システムズ株式会社は、膜技術と装置設計の融合による独自価値の創出をさらに推進し、医療分野における安心・安全な水の提供を通じて、「人の命を護る/Save the PEOPLE」という社会的使命の実現に貢献してまいります。
なお当社は、2026年4月1日より株式会社ダイセル ライフサイエンスSBUの一員として、グループ一体で医療・ライフサイエンス分野への展開を強化しています。
■ FC-HEデモ機について
当社は、第71回日本透析医学会学術集会・総会に出展し次世代型透析用水作製システム「MOLSEP® FC-HE」シリーズの実機を展示いたしました。
多くの医療関係者の方々が、実機をご覧いただき
「非常にコンパクト」
「メンテナンスガイダンスのタッチパネル表示が非常に嬉しい」
「次回の更新の際にはぜひ採用したい」
というコメントが多数よせられました。
お知らせ 第71回 日本透析医学会学術集会・総会に出展いたします(小間番号:②1 )