製品情報
周辺機器
排熱回収システム
ESシステム
排熱回収システムは透析用水作製装置の排水から熱量を回収して再利用することで、ヒーターの負荷を低減しエネルギーコストを削減する製品です。透析用水作製装置のカタログ流量は水温25℃で設計されており、水温が下がるとスペック通りの流量が出なくなります。水温低下時はヒーターで25℃まで加温しますが、加温後の水の一部は使われずに排出されてしまいます。ESシステムはこの排水を再利用してエネルギー効率を高めます。
特長
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01
お使いの透析用水作製装置に後付けも可能
ESシステムは新規・既存のどちらにも設置できる省スペースなユニット設計となっています。現在お使いの透析用水作製装置はそのままに、後から追加し使用することができます。
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02
ランニングコストのかからない排熱回収方法で削減効果を即実感
ESシステムには交換部品がなく、透析用水の水質にも影響を及ぼさない仕組みです。
追加コストがかからず、導入後はすぐにエネルギー削減効果を実感いただけます。 -
03
電気代削減や環境負荷低減の取り組みにも最適
ヒーターの使用にかかる負荷が低減されるため、電気料金削減にもなり、病院経営において1つの経費削減方法になります。昨今の環境負荷低減への対策としても選ばれています。
排熱回収システムの効果例
排熱回収年間メリット試算
ヒーター加温代 | 排熱回収無し | 排熱回収有り | 節電効果 | |
---|---|---|---|---|
原水温度(℃) | 電気代(円) | 電気代(円) | 電気代差額(円) | |
1月 | 9 | 284,428 | 195,544 | 88,884 |
2月 | 9 | 284,428 | 213,321 | 71,107 |
3月 | 12 | 231,098 | 177,767 | 53,330 |
4月 | 15 | 177,767 | 124,437 | 53,330 |
5月 | 20 | 88,884 | 53,330 | 35,553 |
6月 | 22 | 53,330 | 17,777 | 35,553 |
7月 | 25 | 0 | 0 | 0 |
8月 | 25 | 0 | 0 | 0 |
9月 | 24 | 17,777 | 0 | 17,777 |
10月 | 20 | 88,884 | 35,553 | 53,330 |
11月 | 14 | 195,544 | 124,437 | 71,107 |
12月 | 10 | 266,651 | 195,544 | 71,107 |
年間合計(円) | 1,688,791 | 1,137,712 | 551,079 |
試算条件
透過水量:2000L/H 回収率:66% 年間稼働日:312日 ベッド数:40床 1日造水時間:7時間 電気代:28円/kwh
水圧・水温・使用量・RO装置により変動します。詳細についてはお問い合わせください。
製品仕様
RO-ES System (RO排水熱回収ユニット)
項目 | RO-ES System (RO排水熱回収ユニット) | |
---|---|---|
最大通水量 | 原水量/濃縮排水量(L/h) | 5300/2100 |
原水ポンプ(追加機能) | インバータ無し 50/60Hz(kW) | 0.651/1.074 |
水温表示器 | 標準機能 | |
動力用電源 (原水ポンプ追加時必要) |
三相200V(kw) 50/60Hz | 0.651/1.074 |
MCB ブレーカ(A) | 30 | |
制御用電源 | 単相 100V(kW) | 1 |
MCB ブレーカ(A) | 15 | |
接続配管 | 原水ソケット(A) 入口/出口 | 32/32 |
排水ソケット(A) 入口/出口 | 25/40 | |
寸法 (WxDxH) | mm | 450×700×1,800 |
運転重量(原水ポンプ無/有) | 運転重量(kg) | 210/230 |
装置発熱量(原水ポンプ無/有) | 水温25°C 室温20°C 温度差-5°C(kcal) | 220/500 |
- ※詳細事項
- ・原水圧力が0.15MPa未満の場合、原水ポンプを追加することをお勧めします。
- ・透析用水作成装置から設置場所が離れる場合別途ご相談ください。