導入事例
病院・医療機関
透析用水作製装置を見に行く手間を減らし業務効率UP
- 業界
- 病院・医療機関業界
- 導入エリア
- 神奈川県
- 導入製品
- FC-RE20ES
今回の導入事例はダイセン・メンブレン・システムズの透析用水作製装置(以下、RO装置)をご愛用頂いている病院様の、装置更新事例をご紹介します。
「職員の業務効率化」と「運用コスト削減」をご要望され、更新機種として「FC-RE20ES」をお選びいただきました。
更新にあたって お客様のご要望
【お困り】離れた場所に設置されているRO装置の確認業務負担
今回の病院ではRO装置と透析液の供給装置が離れた場所に設置されており、職員の移動動線が長い環境でした。
RO装置からアラームが出ていないか、定時の運転状況確認や残留塩素確認といった業務は欠かせません。
長い移動は煩わしさを感じるものの、無くすことはできない業務の一つとして負担を感じておられました。
医療従事者も人手不足が問題となっている中で、職員一人一人の業務効率化を目指すには、何とか改善したいポイントだと弊社にご相談いただきました。
【ご要望】病院経営の共通課題・コスト削減のご要望
更新にあたってもう一つのご要望は、運用コストの削減でした。透析治療を実施する病院やクリニックの共通の課題として、稼働率の高いRO装置の運用コストを削減したいというお客様は多く、ご相談も多数いただきます。
今回、RO装置自体をシンプルで安価な機種に変えることも検討されましたが、RO装置の処理フローが変わってしまうと、従来の水質より悪くなることを懸念されていました。
弊社のご提案
業務負担を解消するご提案
RO装置の設置場所は、間取りや機械室のスペース、装置を置くための給水・排水・電源といったユーティリティーの都合など、病院の建物に由来する条件のため簡単には変更できず、RO装置の変更だけでは物理的な距離は解消できません。
そこで、残留塩素の確認までを自動化できる「自動薬液洗浄機能」と、装置の運転データやアラームの有無を遠隔で確認できる「DCMネット2」をご紹介しました。
自動化と遠隔監視の2つの機能を加えることで、これまで職員がRO装置を見に行っていた業務を無くす・減らす内容でご提案いたしました。
水質に影響しないコスト削減
現状の水質を変えずにできるコストダウン方法として、ESシステムをご提案しました。
当社のESシステムは、一度加温したRO排水から熱量を回収し、原水の加温に利用する「排熱回収システム」になります。
これにより、原水を温めているヒーターの負荷が下がり、使用電力量を抑えて電気料金を削減することが可能です。
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ユーザー様の声
今回は、「RO装置のところまで確認しに走る手間が減るなら」と導入を決めていただきました。
導入後のご感想でも、やはり離れた場所からでも装置の状態が確認できる遠隔監視は便利だということで、異常警報発生時もメールですぐに通知が届くため安心して使用できるとご評価いただきました。
ダイセン・メンブレン・システムズの営業担当者にもメールが通知されるので、異常発生時の対応も従来より早くなり、更新してよかったと喜びのお声をいただいています。