導入事例

節電

電力使用量19%削減で試算を上回る節電効果を実感

業界
節電業界
導入エリア
宮崎県
導入時期
2023年6月
導入製品
Emizu-2000

食品工場の多くで冷蔵・冷凍設備が用いられていますが、E mizu Shower Systemはこうした空調以外の室外機にも節電効果を発揮します。今回の事例では、地下水を有効活用しつつ、電力使用量を大きく減らした食肉加工工場様の事例をご紹介します。

導入の背景

工場移転で浮上した電力問題

宮崎県にある食肉加工工場様では、旧工場からの移転に伴い新たに建設された新工場の稼働が始まっていました。
新工場の敷地内には井戸水(地下水)が存在しており、水源には困らない環境ではありましたが、室外機が工場全体の電力使用量の約70%を占めるという課題が浮き彫りになっていました。

冷凍・冷蔵設備でエネルギー負担が増加

食肉を扱っている以上、工場内では肉の鮮度や品質を保つための冷蔵庫・冷凍庫が欠かせません。
空調設備だけでなく冷蔵・冷凍のための室外機が多数稼動している工場でした。
地球温暖化の影響で外気温が上昇する中、一定の温度に管理するために、使用電力量は相当なものとなっていました。
特にピーク時の負荷が増えることで、電力基本料金の単価も上昇。年間のランニングコストは大きなインパクトを与えており、経営上の大きな課題となっていたのです。
工場としては「電力使用量を削減し、コストを抑えたい」という強い要望を持っておられました。

屋上に設置した室外機が高温に

新工場の電力負担増大は、冷蔵庫・冷凍庫の稼働の他にも原因がありました。
それは、新工場となってから、室外機の場所が全て屋上に集約した設置となっていたことです。
屋上は影も少なく、長時間直射日光にさらされる環境のため、室外機の温度が高温になってしまい、本来の熱交換効率が発揮されづらい状況に陥っていました。

弊社のご提案

気化熱を利用して温度を下げるE mizu Shower System

弊社は、E mizu Shower System(Emizu-2000)によるソリューションをご提案しました。

Emizuは、システム内で不純物を除去したRO水を室外機に散水する装置です。
散水された水が蒸発する際に、気化熱として周囲温度を下げることで熱交換効率を改善し、空調機器や冷凍・冷蔵機器の電力負荷を軽減することができます。
屋上に設置された室外機の場合は水の蒸発も早く、素早い冷却効果が得られます。

ランニングコストの低減と投資回収試算

新工場の敷地には地下水があり、E mizu Shower Systemが散水する水源に井戸水(地下水)を活用することができました。
頻繁に散水を実施しても水道代がかからず、ランニングコストを実質ゼロに近づける運用が可能です。

E mizu装置の導入にかかる初期費用については、弊社独自の投資回収シミュレーションソフトで試算を行うことができます。
ご利用の環境や諸条件を伺って試算した結果、約2.2年で初期投資を回収できる見込みが提示され、導入を決定いただきました。


導入後、試算を上回る効果を発揮

導入後、Emizu-2000は順調に稼働。なんと、シミュレーション以上の効果を発揮しました。

実際に電力として約19%の削減を実現し、弊社試算では2.2年かかるとしていた初期投資回収を1年で達成され、お客様の担当者様からは喜びのお声を頂きました。

また、弊社で請け負っている年3回の保守メンテナンスも評価いただいており、同社の他拠点への導入提案も進行中です。


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▶ 室外機向け散水システム E mizu Shower System

ユーザー様の声

Emizuの実稼働から1年で導入費用を取り戻すことができました。保守契約のおかげか、特に問題も起こらず継続的に効果を実感できています。別の工場にも導入をし、会社全体での節電とCO2削減に取り組むことを考えています。

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