導入事例
節電
省エネ効果の実感と信頼の保守対応で続々導入
- 業界
- 節電業界
- 導入エリア
- 富山県
- 導入時期
- 2020年
- 導入製品
- Emizu-3000/Emizu-2000/Emizu-600
工場拠点に続々E mizu Shower Systemを導入いただき、電力コストと環境負荷低減を両立している事例をご紹介します。散水に使用する水源に井戸水を使い、コストダウン効果を高めた好事例です。
導入の背景
製造拠点の拡張で高まるエネルギー問題
A社様は富山県の製薬メーカー。製品需要が好調に推移していることから、生産能力の増強を計画され、工場増設を進めておられました。
しかし、拠点の拡張に伴う大型チラーや空調室外機の増設により、電力使用量が急増。
加えて、地球温暖化の影響により空調負荷も増大し、電力単価の上昇と相まって、電力コストの増加が大きな経営課題となっていました。
とくに生産ラインに多数導入されている大型チラーが消費する電力量は膨大であり、電力消費量とCO₂排出量の削減は、同社にとって喫緊の対応課題でした。
弊社のご提案
室外機の消費電力を抑える E mizu Shower System
散水によって空調室外機の消費エネルギーを抑えるE mizu Shower System(Emizu-3000)をご紹介しました。
E mizu Shower Systemは、空調室外機に散水することで室外機の周囲温度を下げ、熱交換効率を向上させるシステムです。
コンプレッサーの負荷が低減され、チラーや空調設備の電力消費を大幅に削減することが可能なため、A社様のお悩みには最適のシステムでした。
電力削減はCO2削減にも繋がるため、コストダウンだけでなくサステナブルな生産の実現にも貢献します。
既存設備への影響が心配点
一方、ご紹介当初のお客様の反応は「室外機に水を撒く」ことに対して、設備に悪影響が出ないかを懸念されていました。
Emizuはシステム内の処理により不純物を除去したRO水(逆浸透膜処理水)を作って散水します。スケール付着も発生せず、室外機への影響を抑えたシステムで特許を取得しています。
また、導入前の計画として、経済効果試算書にて投資回収見込みの試算も交えて、じっくりご検討いただき導入を決めていただきました。
省エネ効果をさらに高める
A社様の場合は既設の井戸水を散水に使用することができたため、散水による水道料金の心配も少なく、効果を生みやすい条件が揃っていました。
また、E mizu Shower Systemは外気温や設備の運転状況に応じて、電磁弁による効率的な散水制御を行うため、最小限の水量で最大の冷却効果を実現します。
効率的な自動制御によって、井戸水の使用量を抑えられ、水源の保全や、井戸水の処理にかかるエネルギーを抑えることができます。
結果として環境負荷にも配慮したコストダウン対策となりました。
他の施設へも追加導入
効果の実感と信頼で追加導入を決定
A社様では、初期投資に対して確実なリターンがあったことと、導入後のサポート体制をはじめとした信頼性がポイントとなり、2020年の初回導入以降も、続々と追加のE mizu Shower Systemを導入いただいています。
空調は季節に応じて稼働状況が変動するため、安心してお使いいただくために、立ち上げ・たち下げをはじめとしたメンテナンスを実施する保守契約をご用意しています。
-
2020年4月:第一工場にEmizu-3000を導入。電力削減効果とメンテナンス対応を高く評価。
-
2023年12月:新工場にEmizu-2000、研究センターにはEmizu-600を継続採用。
-
2025年6月:既設工場にEmizu-2000の導入が決定。
導入事例の製品をみる
ユーザー様の声
メンテナンス体制も確立されており、安定的な散水効果が得られています。
電力削減はCO2削減にも繋がるため、当社としての環境負荷低減やSDGsの取り組みにも大きく役立っております。
2024年以降もEmizuの増設を計画しており、継続的な環境負荷低減と省エネに取り組んでいくつもりです。